ビジネスでも使える英語ライティング/英文校正・編集サービス比較

学校で英作文などやったこともない日本人にとって、
英文を書くのは大変です。
留学経験がなければなおさらですよね。
私もそうでした。

そんな中、心強いのが英文の校閲サービスです。
サービス使用歴5年の私が実際に使ってみてわかった
それぞれのサービスの良いところ、悪いところをご紹介します。
最後にわかりづらい料金を比較しました。

【アイディー】評判の日本発英文校正サービス

おそらく日本で一番有名なサービス。
システムが複雑で分かりづらいのですが、
慣れてしまえば、楽に英文を見てくれます。
比較的短い文章を添削してもらうのに向いています。

サービス概要
ビジネス用と一般用、それぞれ時間や料金設定が異なります。
一般用には、さらに細かく指導してくれるモードと、
簡易添削モードがあります。

内容は一般英文、英語日記、英作文課題などから選びます。
自由に英語を書く場合は「自由英作文」ではなく「一般英文」を選びます。
(自由英作文というのは、自由には書けないんですよ汗)

ウエブ上に現れる枠内に文章を入力して送信。
結果はPDFでのダウンロードも可能です。

毎日継続したい人には「定期券」というサービスもあり、毎日決まった単語の
英文を添削してもらえます。選んだ内容によって文字数や、内容が変化します。

講師
講師はネイティブか日本人からか選ぶことができます。
無料で指名ができるので、自分にあった人を見つけるのがポイント。
講師の質にバラツキがあります。

個人的には圧倒的にネイティブの先生がオススメです。

日本人講師は日本語を元に猛烈に細かく直してくれるのですが、
かえって言い回しがややこしくなってしまったり、
ネイティブに「こういう言い方はあんまりしない」
と言われたこともありました。

外国人に完璧な日本語を求めるのが難しいように、
日本人に完璧な英語を求めるのは難しいので、
ある程度できるようになったら
ネイティブに見てもらいましょう。

価格
非常に複雑です。
ポイント制(有効期限あり)で、
都度利用の場合 1単語1.2P=約10.7円。
(ポイントは買う量によっても変わるので、あくまで概算)
定期券の場合 1単語  6.54円(学べる添削・50単語)程度

まとめ
初心者がはじめに試してみるのには良いシステムです。
スピードも早く、講師の質のばらつきも少ない上、
日本人を選べば、講評が日本語で返ってくるし、
日本語の翻訳が正しいかどうかも見てくれます。

一方で、システムが複雑で、料金は比較的高め。
またポイントには有効期限があるので、
期限内に使い切らないといけません。

またゲーム的な側面がないシンプルなシステムで、講師も都度選ぶので
進捗度合いや自分の上達度を把握することは難しい。
モチベーションを保てない人には厳しいのかも。

【フルーツフルイングリッシュ】英語添削の草分けだが評価は分かれる

どちらかというと初心者向けのシステム。
添削目的というよりは、学習目的という感じのサービスです。

購入したポイントには有効期限がなく、
全般に学習を続ける仕組みみたいなものが、工夫されています。
キャンペーンや仕掛けも多彩で、
課題もちゃんと出すとご褒美があったりします。
ゲーム感覚で取り組みたいという人には向いています。

システム

こちらのシステムも、アイディーに負けず劣らず複雑です。
いろいろなコースがあり、都度、文法の特訓コースなども用意されています。
アイディーと違うところは、学習者の実力をある程度判定してくれるところでしょうか。
また、自由に英作文できるのは良いところです。

ただ、システムにしてもなんにしても、長い文章の中に埋もれて書いてあるので、
探し出すのが大変。
全体に、自己啓発系の怪しい雰囲気があるので、受け付けない人もいるでしょう。

講師
講師の質にはバラツキが大きいです。
とても良い先生もいれば悪い先生もいるという感じ。

ただ、基本皆さん優しいので、心がすぐに折れてしまいそうな学習者の
モチベーションの保持には良いと思います。
アイディーに比べると、若干、回答が遅い傾向にあり、
ビジネスで使うのは難しいかも。

価格
チケット1枚=540円(約108単語)
120枚(ボーナス20枚) 64,800円(1枚あたり462円)
このほかにいろいろなコースが用意されています。

まとめ
人によっては好き嫌いが分かれそうなサービス。
一回登録すると、毎回長文のメルマガが送られてくるようになります。
よく読むとやる気を出す工夫がされているんですが、
解約してもしつこく送られてくるのが困りもの。
キャンペーンや特別クラスの勧誘もしょっちゅうで、
特別テキストをよく販売しています。

ここのサービスはわりと正直にユーザーのフィードバックを掲載しているので、
熟読してみることをオススメします。

毎回、課題を出すと英語力をある程度診断してくれるので、
英語学習のモチベーションを保つ工夫が必要だ、
という人にはゲーム的要素があって良いと思います。

【Papertrue】長文の英語を添削してほしい時に

米国・サンフランシスコの会社が提供する英文編集サービス。

文章の構成から全体のトーンなど、英文のみだけでなく、
内容まで編集者っぽい視点で見てくれるのがポイントです。

ウエブサイトも添削も英語のみ(他の言語はあるようですが日本語は2016年時点無い模様)。

システム
システムが単純で、非常に明確。わかりやすいです。
そして回答も(私が使った限り)非常に早い傾向にあります。
文法の間違えだけでなく、全体に「ここはこの情報を足した方が良い」などの
指摘もしてくれるので、比較的長文を書きたい人に向いています。

入稿はテキストファイルをアップして入稿すると、
答えはWordの校正機能(コメント機能)でかえってきます。
なのでMicrosoft Wordの利用が必須です。

このサービスの素晴らしいところは、サポートシステム。
チャットでシステムに関する質問がいつでもできます。
わからないことは聞けば即答してくれるので助かります。

講師
正直なところ、講師の質は良く分かりませんが、
ウエブによればプロの編集者やアカデミックの分野での
校正編集経験者が見ているとのこと。
今の所、ばらつきがあまりないように感じます。

価格
100Word 3ドル(1単語 3円)、200wordで5ドル(1単語2.5円)と安いです。

料金はPaypalまたはクレジットカードで支払います。
私は最初、クレジットカードがなかなか通らず
(日本のクレジットカードには使えないものもあるよう)
苦労しました。

まとめ
非常にシンプルかつ分かりやすいサービスです。
料金も安価です。
ただ、サービスは全て英語なので、
日本語からの翻訳はできません。

まとめ=気になる英文添削サービスの料金比較

アイディー 1P_8.9円(1000P以上)
都度利用の場合 1単語1.2P=約10.7円
(自由英作文・お手軽添削の場合)
定期券の場合 1単語  6.54円(学べる添削・50単語)
フルーツフルイングリッシュ 1チケット108単語 540円 1単語 5円
Paper True
一般ライティングの場合 100Word 3ドル(1単語 3円)
1000word 26USD (1単語 2.6円)

最後に

私は最初はアイディーメインでしたが、
最近では Papertrueが多いです。
システムが単純でわかりやすく、
回答が非常に早いので助かります。