移住に失敗する人が陥る3つのパターン

こんにちは。マレーシアに来て4年になる野本です。

どういうわけか、海外移住に関しては良いことばかりが
語られますよね。
失敗例ってあまり聞かないと思います。

とはいえ、マレーシアに移住した人の滞在年数は3年と、
決して長くありません。

一体、何故、ほとんどの人が帰ってしまうのか。
もちろん、永住権が取りにくいなど、技術的なハードルもあるわけですが、
私が見てきた傾向から、移住が上手くいかないパターンを書いてみます。

1.海外移住に夢を持ちすぎている

来る前からもう「永住します!」と意気込むのは危険です。
なぜなら、多分、その人は「良いところ」しか見ていないから。

どの国にもいいところと悪いところがあります。

テレビや雑誌では大抵「いいこと」しか言いません。
いいと思ってるから取り上げるわけで、マイナス面ばかりじゃ
記事にならないですからね。

とはいえ、治安面をはじめとして、衛生面、医療、食事、
人間関係と、実際の暮らしが合うかどうかは実に人それぞれ。
いきなり移住せず、まずは短期滞在からが王道ですよ。

2.海外移住をハードで捉えている

広い住まい、美味しい食べ物。
でもですね、それだけだと長続きしません。

長年住んでいる人によればズバリ、
「現地の人をリスペクトできる人は長続きする」
です。

田舎暮らしで「空気が美味しい、風景がきれい」だけで長続きしないように、
ここにいる人々とどうかかわり、関係性を作っていくかがポイントです。

10年、20年と暮らしている人たちを見ていると、
実によく現地になじんで人間関係を作っています。
人間関係を現地で作れるかどうか、は重要です。

マレーシアに住む日本人は3万人弱しかいないので、
日本人だけで済ませようとすれば、人間関係が息苦しくなります。
せっかくなら、マレーシアの人とも付き合ってみましょう。

もちろん、ローカルたって、本当にいろんな人がいて、
トラブルに巻き込まれることもあるんですが、
それでも、人の数なんて無数にいるんだから、
ダメならハイ次ーって思えるのが良いですね。

3.海外に来ても「正義」にこだわる

「正しいこと」にひたすらこだわる正義漢な人も、
移住するとしんどいと思います。

日本人は正義と悪の二元論が好きだけれども、
海外に来ると、価値観なんて人の数だけあるんですよ〜。

簡単に正しいとか正しくないとか言い切れないなぁ、と思うシーンが出てきます。
だから、正義感が強くて他人を裁かずにはおれない人は、多分しんどいと思います。

ええ、特にマレーシアみたいな南国は特に、です。

でも実は海外移住に失敗なんてないよね

とここまで書いてきましたが、
日本に帰るのは決して「失敗」なんかじゃない、とも私思ってます。
頭の中でぐちゃぐちゃ考えてないで、とりあえず移住するエネルギーってすごいですよ。
さらに一旦移住を決意したけど、来てみてなんか違うな、とさっさと日本に戻ったり第3国に移ったりできる行動力、その人たちの経験値は必ず、日本にただ住んでいた時よりも上がっているはずです。

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