日本の労働生産性が低いのは学校教育が原因だった

こんにちは! マレーシア滞在4年の野本です。
Yahooニュースで気になる記事を読みました。

日本の労働生産性が低く、
長時間労働が当たり前なのには、
学校教育の影響が大きいとするものです。
以下長いですが、引用します。

私は、企業から学校に移ってしばらくしてからようやく、ほんとうの教育問題は、現在でもなんの疑問もなくつづいている教員による態度教育だったのではないかと考えるようになりました。たとえば、授業です。子どもたちは、おもしろくもわかりやすくもない授業を毎日6時間も聞いています。子どもたちの背筋は伸び、発言のさいは手を天に向けて、返事は大きい。こんな授業ができる教員が評価されます。
(中略)

宗教学者の島田裕巳氏も著書の中(http://amzn.to/2dfz7aX)で「学校の掃除」の問題を指摘しています。

“日本がこういう息苦しい社会になったのは、「学校の掃除」が原因だと私は思っています。日本の中高生たちは自由度がなさすぎます。学校では全員が軍隊のように掃除をさせられ、終われば塾、部活と24時間縛られ、主人のいない奴隷と化しています。(中略)学校では集団行動をとることを求められますよね。その象徴が掃除です。さぼれば叱られ、「みんなのために」を強要されます。小さいときから、自分のために生きるより、「みんなのために」が優先されるんです。”

授業に関しても同様です。10分で分かってしまう子どもよりも、45分まじめに座って、意味のよくわからない板書を一言一句そのまま写し取る子どもを教員は評価します。これでは、生産性を高めようという芽は刈り取られてしまいます。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161016-00010009-agora-soci

息子はこれがとても苦手だったようです。
幼い頃から「僕はせいぞろいが嫌いだ」とよく言っていました。
保育園の先生にも、「普通の学校は合わないだろう」と宣告されてましたね。
この先生には感謝してもしたりないです。

生徒を平等に扱わないインターナショナル・スクール

マレーシアの英国系インターナショナル・スクールに来て、
一番驚いたのは、
課題が早く終わった子はある程度自由にできること。

30分の課題を10分で終われば、好きな本を読んだり、
絵を描いたりしていいんです。
だから、早く終わるように色々工夫するようになります。

子供はこのシステムがとても気に入ったようです。

子供たちは平等に扱われません。
できる子はハッキリ「できる子」として扱われます。
テストの点数は毎回公表され、できる子は他の子を
教えるように、手伝うように奨励されます。

理解が早い子は、飛び級して次の学年に進みます。
出来ない子は下の学年に行かされます。

これ、「個人の時間を無駄にしない」という
合理的な考えから来ていると思うのです。
ただ、このやり方に馴染むと、日本企業には耐えられないだろうなーと
思いますね。

一方、日本の教育機関のやり方は、できる子も出来ない子も
同様に扱い、「効率」を許しません。
これ、そのまま長時間労働のための我慢の訓練の場所
として最適です。

高学歴の人というのは、「要領よく我慢がよくできる人」
「言われたことに疑問を持たずに黙々とやる人」なんですよね。

だから、(日本での)高学歴の人は、日本企業と相性が良いのです。
頭の良し悪しじゃなく、黙って我慢できるかどうかなんです。
体育会系の上下関係を体験した人が重宝されるわけです。

よくインターナショナル・スクールに入れるデメリットってなんですか?
って聞かれますが、そのものズバリ、日本の企業には合わない人材になる
ことじゃないかなー。

だから、自分の子供が日本企業に合うなら日本で育てればいいし、
こいつは厳しいと思えば海外に来るのもありだと思います。

引用した記事で触れられている本はこれ。ちょっとびっくりです!
人はなぜ不倫をするのか (SB新書)
(アマゾンのリンク)

ーーーー
他の海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

今までの記事を順番に読みたい方はフェイスブックページ をみてください。

東洋経済オンライン連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。

マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩

★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です

車なしでマレーシア生活

★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。

Facebookで起こる人脈構築革命

★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。

いいね! フェイスブック (朝日新書)

(スポンサーリンク)