マレーシア人から一番学んでるなーと思うこと。
それは「意見の違う人は放っておく」ってことです。
世界って結局のところ自分が見た一面でしかありません。
相手と意見が違うのは当たり前。
エスカレーターのどっちを歩くとか、
タバコを吸うマナーだとか、
日本では細かいことでも白黒つけたがりますよねー。
勝ち負けをめぐって両者はオーバーヒートし、
本来の目的を忘れ、勝ち・負けをめぐって
争ったりします。
ひどくなると、高層マンションの上と下のどっちが上かとか、
千代田区と中央区どっちが上かとか本当にどうでもいいことでも
争ってしまいます。
間違いを指摘されて逆上する人もいます。
指摘する方は「こんなことも知らないのか」などと言ったりして、
勝ち負けの土俵で「勝負」始めちゃうんですね。
けど、マレーシア人を見ていると、
侃侃諤諤の議論はしないんです。
意見の違うのは当たり前なので、放っておく。
それだけです。
たったそれだけで、社会って驚くほど平和になるんですよ。
時間も大幅に節約できます。
プトラジャヤとサイバージャヤ、
どっちが上か議論してる人、知らないですよ。
いるのかなぁ。
もちろん、マレーシア人もいろいろ指摘しますが、
根っこのところで「勝ち」「負け」に拘らない人が多いので、
ムキにならずに対応できちゃう。
いつも見習わねば、と思ってしまいます。
ムスリムとインド人と中国人がいたら、意見が合うはずがないですよね。
食事だけでも、豚肉食べない人、牛肉食べない人がいて、
さらにベジタリアンもいますしね。
多分、日本も外国人が増えると、放っておかざるを得なくなるでしょう。
いちいち他の宗教の人に文句をつけていても始まりません。
まーいろいろカオスにはなるでしょうが、
そうすることで、ちょっと変わった日本人(私か)でも
少しは生きやすくなるのではないかな、と期待してしまいますね。
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