東京とマレーシアの違いは、周囲の人が「敵」か「味方」かにある

野本です。ご無沙汰です。
日本に一時帰国中。
東京に帰ってきて、あまりのスピードに目が回ってます。

マレーシアと東京の一番の違いは、
周り(特に初対面の人)が「仲間に見えるか」か「敵に見えるか」かってことかな。

日本は周り全員が敵だけど、かなり安全。犯罪率少ない。
マレーシアは周り全員が仲間だけど、結構危険。犯罪率高い。

って感じですね。

お前はマレーシアボケしすぎてて、
なんのことを言ってるのか判らん!
とおっしゃるかもしれません。

日本ではお店の人もかなり他人行儀なんです。
すんごく丁寧なんだけど、微妙にお客さんに対抗してる感じがします。

「お客様、この商品は特性上、返品は受け付けかねますがよろしいですね?」(新宿のY電機)
「お客様、当店は間も無く閉店となりますので、お会計お願いします」(アキバの喫茶店)
「お客様、他のお客様のご迷惑ですので、荷物はこの棚において頂けますでしょうか」(谷中のレストラン)

みたいにバシッと言われると、

「あれ、この人、私が嫌いなのかなぁ……」

って思っちゃうんですよ。

いや日本じゃ当たり前の対応なんですよね?
仕事ちゃんとしてるだけ。

でもなんだろう。
マレーシアボケした私からすると、ロボットみたいなんだなー。
店員さんとお客さんが、競い合ってる感じで、緊張します。
「愛がないよなー」って思うのです。

電車の中でもみんなお互いに目を合わせないようにしますよね。
怒らせないように、必死、みたいな?
シンガポールでも同じことを感じました。
ひとが多すぎるのかなぁ。

全員が身内みたいなマレーシア

マレーシアだと、店員さんとお客さんは友達みたいな感じです。

こちらがニコニコすれば、相手も親切にしてくれます(多分)。
丁寧な言葉遣いはないけど「今日はメニューはこれしかないよー」と笑って言う。
いやいろいろないのはマレーシアの方が多いんですよ。

そこに、上下関係はなくて、友達に近いんです。
相手が遅れようがミスしようが、「まーいいよ、オッケーラー」の世界です。
初対面でも、相手に対する対抗意識とか競争意識が薄くて、
みんな仲間だから仲良くやろうよ、という意識が根底にある。

調査でも、マレーシア人は特に見知らぬ他人に親切にする国民性だそうです。

その代わり、クレームなんかつけたら
「あのお客さん怖いー」と避けられます(実話)。

無理やり例えるなら、マレーシアでは出会う相手が
全員自分の身内のおばちゃんみたいな感じかな?
掃除も適当。時々「あーごめん、今日は疲れちゃったの」ってこともあるけれど、
愛があるから追い出したりしないんです。
でも、大して詮索はしてこない。

東京だと馴れなれしい人にはむしろ要注意ですよね。
だから、人との距離が遠い感じがします。

そんなわけで、東京にしばらくいると、
心底マレーシアが懐かしいなと思うのでした。

日本にもそんな場所はあるかもしれませんねー。
あったら教えてくださいー。

ーーーー
他の海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

今までの記事を順番に読みたい方はフェイスブックページ をみてください。

東洋経済オンライン連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。

マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩

★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です

車なしでマレーシア生活

★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。

Facebookで起こる人脈構築革命

★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。

いいね! フェイスブック (朝日新書)

(スポンサーリンク)