こんにちは。野本です。
HIBANA LABさんで企画していただいた「お話会」無事終わりました。
皆さん、とても勉強されてるばかり。たくさん質問も出てドキドキしましたが、とても面白く、私も刺激になりました。
ありがとうございました。
答えが一つじゃない時代
今回、レジュメは事実とポイントだけの簡単なものにしました。
なぜかというと、お話会で話した内容は、話した途端に古くなるんです。
本も同じ。ウエブも同じ。
すべてがすごいスピードで変わっていくので、情報を取っておいたり、暗記することにあまり意味がないと思います。
今の時代、ひとつだけ確実なことがあるとしたら、「すべてのものは変わる」ということ。
「すべてのものは間違える」ということ。
今や私が覚えた歴史の内容の多くは新事実により訂正されてます。
私が小さい頃に飲んでいた喘息の薬、ほぼ否定されました。
子供の頃の給食は毎日マーガリンが出てきましたが、今やマーガリンは悪者ですしね。
牛乳の良し悪しも議論されています。
水素水もいいと言われたり、意味ないと言われたり忙しいです。
こんな時代に「鎌倉幕府成立は1192年」などとただ暗記していたら、時代においていかれます。
むしろ、情報を検索し、それを鵜呑みにせず、批判的に見られることが大事かな。
この後「マーガリン悪者説は嘘だった」って論文が出るかもしれません。
そして先生も一方的に知識を授けるだけではなく、間違える存在であることを認めないといけないです。「決めつけない」って能力も大事だと思うのです。
「この人はこう言ってるけど、どういう目的で言ってるんだろう?」って考えること。
なんでもやってみてさっさと自分の立ち位置を変更できること。
雑誌や書籍だって、人間が作ってるから、たいてい間違いがあるのです。
えっと、毎月雑誌を作る現場にいた私が保証します。(汗)
学校教育も同じだと思うんですね。
私たちの子供の時代って答えが一つでした。
「一流の会社に行くためには、東大とか悪くても早慶くらいに行って、3年から就活してどこかに入ってそのまましがみつけば、まあいい暮らしはできるでしょう」みたいな価値観があったんですよね。
私たちも学校では「答えはひとつ」という教育を受けてきました。
ところが、現在は、簡単に「じゃーこうしたらオッケー」って答えは、出てこないんです。
「こういう方向だけど、あとは自分で調べて考えるしかない」としか言えないんですよ。
答えが一つじゃない時代って、まさにこれなんだと思います。
そのために親ができることは、自分自身の人生を充実させることかな。
海外にいるなら、語学力を身につけて、子供から頼まれた時に一緒に検索できる情報を増やすこと。
子供にいろんな世界を見せて、体験の数を増やし、たまには子供といろいろ議論すること。
そんなことくらいかなーと思っています。
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