子連れで海外に来て崩れた日本での5つの「常識」

こんにちは。子連れでマレーシアにきて6年目の野本です。

子連れで海外に来て一番良いのは、親が変わること。
特に現地の人と仲良くなると、
自分の中の「フツー」がバンバン壊れていきます。
不思議なことに、生きるのがとても楽になります。

昔、日本ではいじめで子供が自殺すると話したら、
「理解できない」とマレーシア人に言われたことがあります。
今の私は、日本の自殺やいじめのニュースが理解できなくなりました。
完全にズレて来ました。

私の中で変わった常識をご紹介しますね。

1・学校は途中でやめてもいい

マレーシアでは子供達、学校をバンバンやめます。
友人は「子供がハッピーじゃないから」という理由で転校させてました。
小学校で3−4回学校変わるのは普通ですね……。
あれこれ言う人もいません。

マレーシアにもいじめはありますが、皆学校を辞めてしまいます。
むしろ、いじめられてて、なんでやめないか謎です。

2・学校は、行かなくてもいい

マレーシアには公立の学校のほか、最先端のIBやイギリス式のインターナショナル校、モンテッソーリ式、日本と似た詰め込み教育の中華学校といろいろあって、選ぶことができます。

学校に行かず、いわゆるホームスクールで学んでいる子も多いです。
本格的な学校形式から家庭教師、ビデオで学習するスタイルなどいろいろ。
日本人でもそういう人が増えています。

3・学校は休んでもいい

こちらでは家族旅行で学校を休むのは当たり前。
皆勤賞を自慢する人、いないです。
うちは休みすぎてさすがに先生に怒られましたが……。
ただし、大学生などの場合は出席日数が足りないとビザが停止になるそうです。

4・母親は24時間子供といなくても良い

ビックリしたのは、母親が子供を置いて旅行に行くことですね。
最初に東京であった友人は、3歳、5歳、7歳の子供たちをメイドさんに任せて来ていて、
驚きました。
子供達、ちゃんと育つのかなーー?? と20年観察して来ましたが、
結局、3人とも超優秀な上に穏やかな人格に育ちました。

マレーシアに来てみたら、これ普通。
マレー人の友人も中華系の友人も、「子供と行くとストレスだから」と旅行に子供を連れて行かなかったりします。ジムのために子供を預けてる友人も多いです。
ビックリです。

5 料理は作らなくてもいい

不動産探してると「料理はしますか?」と聞かれます。
料理しない母親、たくさんいるんですよ。

私の知り合いでも、家で料理しないと決めている女性たちがいます。
外食したり、実家に行ったりしてます。
別に作らなくても、子供はちゃんと育ち自立するんですよ。
母親の愛情=手料理、じゃないんだな、と学びました。
手料理? キャラ弁? なにそれ? って感じになって来ます。

こんな感じで親がすっかり壊れてしまうので、
子供が「学校やめる」と言えば「じゃー辞めたら」というようになってしまいました。

おかげで、子供がどっちにいくのか、もはや見当もつきません。
でも毎日楽しそうです。
まあいいか。

今じゃ日本のみんなが怒っているニュースを見ては
「なぜ怒ってるんだろうー」と不思議です。
他人のことなんて放っておけばいいのに。

常識が大事で他人を許せないタイプの人は、
海外来るといろいろ変わって面白いですよー。

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