海外の教育に向いてる子、向かない子

こんにちは、マレーシアに来て6年目の野本です!

実名でブログをやっているため、最近、海外で子供を勉強させたいというご相談を受けることが増えました。
ブログ読んでくれる人がいるって嬉しいもんですねー。
ありがとうございます!

見ていると、「この子は海外にでてきて良かったねー」と言うお子さんと、
こりゃー日本にいた方が幸せかもなー」と言うお子さんがいます。

海外から見ると、良くも悪くも、日本の文化ってとても変わっています
よく言えば、大変ユニーク。
だから、日本仕様に無理やり合わせることもないかなーと私は思います。

将来、多少の苦労は伴うでしょうが、お金さえあれば、
海外に出てくるというのはアリです。

では、具体的にどんな子が向くかのヒントです。

1 他人に合わせて行動することが嫌いな子

日本では他人と同じであることがとても重要ですが、海外に出ると、自分は自分、他人は他人。他人と一緒に行動する必要がないのです。例えば、流行の妖怪ウォッチを知ってないといけないLINEをやらないとだめ、みたいなプレッシャーがないそうです。逆にここに違和感を感じる子は、日本はきついと思います。

2 自分のペースで勉強したい子

日本の学校って平均的な子には良いシステムですが、そうでない子(極端にできる子またはできない子)には辛いシステムです。飛び級もないし、落ちこぼれは留年できません。ゆっくりペースで学習したい子もいるわけで、学年を落とすことは別に恥ずかしくないのですよ。

こちらの学校は学年をフレキシブルに対応してくれるのが魅力。授業でも課題が早く終わると自由に本読んでよかったりします……。

3 自分の意見を持っている子

欧米のインターナショナルスクールでは意見を言うことを奨励されます。むしろ意見や質問がないと「授業に参加していない」と点数が悪くなるのです。
特にIBでは「どうしてそう思うの」かがしつこく個人に問われるよう。
だから、意見を言いたい子、質問をよくする子は、海外にくると生き生きするかもしれません。

4 建て前が嫌いな子

日本の文化には本音と建て前があって、学校教育からもうそれが始まっていますよね。「みんな仲良く」「夢と希望」みたいなスローガンに違和感を覚えるお子さんは、海外に来るとホッとすると思います。
「運動会がつまらなかった」と言う作文を書いても、ちゃんと理由があれば良いのです。

他にもたくさんあると思いますが、
我が家の場合、ほぼこれ全部当てはまりました……。

多分、変わった子でした。
一人っ子なので、比べようがないのですが、よく変わっていると言われました。

0歳で保育園の先生に反抗。2歳の頃は保育園での行進や整列を嫌がり、「あのね、僕はせいぞろいが嫌いなの!」と言ってました。保育園卒園時には園長先生から「おかーさん、この子は多分この辺の小学校は合わないかもよ」って言われました。

小さい頃から、好奇心が非常に強くてなんでも知りたい性格。科学博物館のボランティアさんに顔を覚えられるほど通いつめ、閉館ギリギリまで質問。

小学校でも授業に関係ない質問をして怒られてばかり。「授業がつまんない」と口を滑らせ、「褒められたことが一度もない」って言ってました。
こっち来たら質問することを褒めてくれるので喜んでいます。先日行ったフィリピンでも「こんなに質問する子は珍しい」と言われてしまいました……。

こう言うタイプの子は、こっち来たら楽しいかもです。
マレーシアに向いてるかもよ、と言ってくれた友人には感謝です。

その逆もまた真なりで、「他人に合わせて行動することが好きで、自分の意見を言うのは苦手、平均的にできるお子さん」は、日本人学校が楽しいと思います。

勉強は多分どこで学ぼうが実はあんまり変わらないんじゃないかなー。
結局のところ、学ぶのは自分で、学校はサポートでしかないですからね……。
子供が最終的にハッピーなら、それで良いのだと思います。

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