月別アーカイブ: 2017年12月

どうやったら子どもが好奇心を持ち続けられるのか?

こんにちは! 野本です。

あるお子さんから「なぜ勉強するんですか?」と聞かれました。
私の答えは、勉強はしたいからする。
それだけかな……。

本来、みんな勉強が好き

赤ちゃんって生まれてしばらくすると、世界を探検しだしますよね。
その後、「なんで」「どうして」って聞き始める時期が来る。
好奇心を抑えられず、あれこれ知りたがる。
これって人間の根源的な欲求なんじゃないかなーと思うんですよ。

ところが、大人たちは、自分たちの都合で教えたり、教えなかったりする。

「空はどうして青いの」
「なんで影ができるの」
「宇宙はどうやってできたの」
ちゃんと教えようと思うと本当に大変です。

幼児がいろんなことを知りたがっているときに、

「後でね」
「大きくなったら学校で習おうね」
「難しいことは今度ね」
「お母さんにもわかんない」

って後回しにしたり、出し惜しみしたり、ごまかして適当に答えたりする。

すると、結局、その子は好奇心や探究心を失ってしまいます。
あー、大人もわかんないんだ、知る気もないんだ、って学んじゃいます。

タイミングを間違えると好奇心が消えてしまう

子どもの興味ってすぐに移ろいます。
昨日までアンパンマンだったのが、今日から仮面ライダーになったりします。

勉強に対する好奇心を失ってしまった子どもに対し、小学校に上がってから、
「勉強しなさい」と強制的に教えようとしても、
興味はもうそこにはないんですよ。

よく真面目にコツコツ、机に向かう習慣をつけろって言いますけど、そうかな? って思います。
私だってコツコツ自宅学習する習慣なんてまるでなかったですから……。
遊びたいときは思い切り遊んでてよいんじゃないのかな。

それより、探究心と好奇心を失わない方が大事。

そのためには、「知りたい時に、すかさず教える、調べる、探求する」ということじゃないかなー。
タイミングが重要なんです。

学校の授業で興味をもって「もっと知りたいな」と思っても、「続きは来週」となると、興味や興奮は薄れてしまう。

いっぱい遊んで、知りたい時に、好きなだけ勉強する、のが理想だと思います。

ーーーー
他の海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

今までの記事を順番に読みたい方はフェイスブックページ をみてください。

東洋経済オンライン連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。

マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩

★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です

車なしでマレーシア生活

★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。

Facebookで起こる人脈構築革命

★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。

いいね! フェイスブック (朝日新書)

(スポンサーリンク)



もう学校教育にこだわる必要はないのかもしれない

こんにちは!
子連れでマレーシアに来て6年目になる野本です。
最近、中1の子供は学校教育をやめてプログラミング教室が運営するSTEM(理数系)に特化したホームスクールで勉強し始めました。

マレーシアのホームスクールって、日本で言うところのフリースクールに近いかな。
無認可の学校ですね。

今回の転校は本人の強い希望で決めました。
そのためか、毎日遅くまで残って勉強したがり、土日も来ています。
1日、10時間は勉強してるんじゃないかな・・。
いつも最後まで一人だけ残って粘っています。付き合う先生たちに申し訳ない……。

あまりに熱中するのでハラハラします。
ホームスクールは小規模なので、社会性が心配だったけど、教室自体は生徒数が多く(1500人以上います)、土日は教える側にも回るので、意外に多くの子達と触れ合う機会があります。
近所の学校と共同で週2回サッカーの時間もあり、イヤイヤながら行ってます。

「独習」の快感を覚えた子供たち

昨年このプログラミング教室に友達に誘われて参加するまでは、ごくごく普通の子でしたが、
この1年で恐ろしいほど変わってしまいました。
私たち親を始め、彼を知るほぼ全ての人が戸惑っています。
昨年までは、ゲームとYoutube(ヒカキンやはじめしゃちょー)と漫画とお絵かきばかりだったのに……。

正直、教育の力ってこんなに人を変えるのか、と驚くばかりです。

この教室は「勉強は独学が当然」という考えで、独学する子を育てます。
いち早く彼の適正を把握し、それとなく誘導していった先生の力が大きいです。
勉強って結局「学びたいと思うから学ぶ」しかないんだろうな、とは漠然と思ってたけれど、
指導できるところがあるとは思いませんでした。

教室の思惑にまんまとハマり、ネット上の教材を探し、自分で課題を設定して勉強する楽しさを覚えました。
英語の教材や動画の豊富さは圧倒的。日本語の比ではありません。
今は数学や物理、生物にハマり、どんどん探求していっています。
勝手にやるので順番とかはめちゃくちゃです。

今彼がハマっているのがフラクタル図形、位相幾何学、複素数、カオス理論、相対性理論など。
世界中の数学者のビデオを見て、日本語でマンデルブロの本を読んだりもしています。
フラクタル図形をパイソンやJavaScriptで作るのが快感なんだそうです。
学校の中学の数学の勉強はこれからやるそうです。

数学者になると言いだし、最近ではネットで数学者の人生を読んでは焦ってます。
「数学を追求するには人生は短すぎる。今までゲームや漫画で時間を無駄にしたのが悔しい」とか言いだしました。
そんな感じなので、先生以外に気の合う友達も少なくなり、ちょっと心配ではあります。
同世代の数学の仲間をいつも探しています。

ただ少数ながら、思いを共有できる仲間がいます。
8歳で数学の「ジュリア集合」をPythonで瞬時に書く中華系の子がいます。この子は多分天才でしょう。
12歳でマイナーなゲームのプログラミングで稼いでいる中東の子もいます。
こういう癖のある子たちが、いろんなチームを作って、協力して何かをやることもあります。

学校では追求できない勉強を、夢中になってやってる子達が集まっています。
試験や大学合格のための勉強ではないのです。

これが本当の学びというものなんだろうなー。
彼は学位のために大学に行くかもしれませんが、行かないかもしれないですね。
一日中数学やっていて、もうほぼ数学者になっちゃったみたいだし。
多分、彼が決めるのでしょう。

マレーシアの子供達に圧倒されっぱなしです。
日本にも、こういう教育の自由があれば救われる子供がたくさんいると思います。
英語がまずは関門ですが、そこを突破すると広い世界が見えてきます。