知り合いの不動産屋さんが、
日本人に部屋を貸すのは面倒だと言ってました。
じっくり相手を疑いの目で見て、重箱の隅をつつき、
失敗しないように頑張るのが日本人。
綺麗に部屋を使うけれど、要求も多いし、
決めるのにとにかく時間がかかります。
日本人は、基本相手を信頼してないので、
細かい文言にこだわり、契約に時間をかけます。
騙されないように、ズルされないように、
注意を払うのが日本流。
日本でもそうですね。
問題が起きないように細心の注意を払うので、
資料はどんどん細くなり、分厚くなり、
しかも何度も直すため、
肝心のことが間違っていたりします。
もし問題が起きると、反省会が行われ、規制が増えます。
その規制を全部守ってやろうとするから余計大変になる悪循環。
社会的コストは相当かかってます。
信頼がベースにあるマレーシア人社会
一方、マレーシアの治安は相当悪いため、
防犯対策は徹底していますが、
普通の人同士は基本相手を信頼しているので、
何もかもが非常にラフ。
「まー大丈夫でしょ」ってことで、
適当なままゴーサインしちゃいます。
失敗してから考える。
ズルする人がいるかどうかなんて、
気にしてません。
私も日本流からマレーシア流に変えてみて、
これでもなんとかなるものだと学びつつあります。
とはいえ、不動産選びでは日本人風の癖が出て、
相変わらずグダグダ細かいところを見てしまいますが…。
ラフなマレーシア流。
それでも社会は発展し、人々の顔も明るく、
今や日本より豊かになりつつあるマレーシア中流層。
悪くないと思いますねー。
お互いへの信頼感が社会のベースにあると、
いろんなことがシンプルになるのかもしれないなーと思いました。
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