こんにちは。野本です。
日本に比べると、東南アジアの人々の労働時間は短いです。
銀行や鉄道、雑誌制作など、明らかに似た仕事をやっているのに、なぜマレーシア人たちは残業しないでやっていけてるんだろう? と不思議でした。
最近、それは、「信頼感」によるんじゃないかな、と気づきました。
マレーシアは日本より治安が悪いのです。なのに他人への信頼があるのです。
例えば、マレーシア人向けのマニュアルは、日本人ほど細かくなくても大丈夫です。
日本人向けとマレーシア人向けで同じ資料を作ったことがあるが、日本人向けが20ページくらいなのに、マレーシア人向けは5ページとかザックリ。最初は「こんなんで大丈夫なの」と思ったけど、みんな勝手に判断して動けるので無問題だった。
— Kyoko Nomoto@KL (@mahisan8181) 2018年4月11日
これね、あらゆるところで感じます。
先日、マレーシアの自治体主催のメディアを対象にした旅行に行ってきました。
最近現地のメディア向け旅行によく参加するが、だいたいラフな日程表が1枚で、集合時間も出発時間も書いてなかったりする。細かい連絡はSNSでギリギリに来るし、頻繁に変更もある。それでもなんとかなっちゃう。
— Kyoko Nomoto@KL (@mahisan8181) 2018年4月11日
今回も、旅程表はりアバウトなPDFのみ。
出発時間も集合時間も書いてなくて、ただイベントのラフな時間が書いてあるだけです。
どーするのかな?と思っていたら、SNSで前日、連絡が来ました。
当日さらに、バスの遅れにより変更になり1時間遅れになりました。
当然ながら、誰も怒らないし、文句をつける人も皆無です。
しかも、このツアー、誰も時間通りに集まりません。
だいたいの時間になると、何となく人が集まり始め、SNSで「行くよー」と主催者が声をかけ、
30分くらい後にようやく出発。
誰も時間通りに集まらないのに、進行に問題が出ない不思議
一時が万事こんな感じなのですが、終始和やかな雰囲気で、仕事が進んで行きます。
それはもうこんなにスムーズで良いのかな?というくらい、何の問題もなく、
5日間の日程が無事終了しました。
かなりハードなスケジュールで、朝から夜中まで満杯なのに、不思議すぎです。
日本にいたときは、時間や規則を守らない人にいちいちイライラしてた。東南アジアに来たら、みんな時間や規則に割とテキトー。それでもなんとかなる社会があるんだと知って衝撃だった。自分の知らない世界が外にはいっぱいある。
つまり、東南アジア式は、
人々が寛容
↓
細かいことを気にしない人が多い
↓
多少のトラブルは折り込み済みが共通認識
↓
予定はざっくりでオッケー。変更してもクレームがこない
↓
細かい注意事項もいらないので主催者も楽ということらしい。
— Kyoko Nomoto@KL (@mahisan8181) 2018年4月11日
世界は面白いですね。
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