戦いが大好きな日本人・無駄に争わないマレーシア人

日本人は敵・味方になって戦うのが好きですよね。

マレーシアに来ても、日本人同士はよく争ってます。
日本人の子供達はよく喧嘩しますし、
グループでも、誰々派と誰々派で
割れてたりします。

ネットでも誰かと戦ってる人がいっぱい。

「いかがなものか」(訳:俺の方が正しい)とか、
「こいつはこんなことも知らない」(訳:俺の方が賢い)とか、
「この人間違えてますー」(訳:俺の方が賢い)とかね。

英語必要派 V.S.いらない派
真央ちゃん派とミキティ派
ウィンドウズ派とマック派
エスカレーター歩く派と歩かない派
埼玉対千葉

とかね。そこで戦う? ってところでも順番をつけたがる。
どっちが上か下か、白か黒かをはっきりさせたいのが日本流。
どうでもいいじゃん、と思うのですが。

もちろん良い点もあるわけで、
お互い相手より上に行こうと頑張るし、
細かいミスを防ぐ結果につながっているのでは
あるわけなんですが。

でもですね、競争心が渦巻く中にいると疲れるんですよ。
まちがったことをしないように、
失敗しないように気をつけるようになる。
いつ自分が糾弾されるかわかんないからです。

だから、無駄に怒られないように、
言いたいことも言わないようになる。
子育て中なんて特にそうですよね。

東京にいた時は気づきませんでしたが、
今思うとたくさんの争いで疲れてた気がします。

相手を放っておくマレーシア人たち

マレーシア人から学んでいることの大きなものに、
いちいち敵か味方かという考え方をしない、
というのがあります。

相手の考えが違っても尊重する。
相手を直そうとしないで放っておく。
それだけです。

いちいち議論してたら、
イスラム教徒とヒンズー教徒とキリスト教徒が
仲良くご飯に行けないですよ。

ベジタリアンとご飯に行くこともできません。
五大栄養素が〜って説教が始まったらいやでしょ。
宗教がベースにある時に、介入すると悲劇が起きます。

ただ、このマレーシア式、悪くないです。
他人が敵に見えなくなるので、
親切にできるようになるんです。
心の平和が得られます。

相手に必要以上に介入しないというのは、
大事なことじゃないかと思います。

相手を放っておけない人がトラブルを巻き起こす

なかにはマレーシアでも他人を放っておけない人がいて、
あれこれ世話を焼いたり介入したりしては、
トラブルを引き起こしています。

世の中の揉め事って大抵、相手を放っておけずに
無駄に介入することで起きてる気がします。
さらに実際のところは、相手のためというより、
自分勝手な理由で介入していますね。

まーそういう人たちもいますが、
そうでない人もいるのがマレーシア。
日本で戦いすぎて疲れてる人はマレーシアに来てみたら、
きっと心が平和になると思います。

治安は日本より悪いですが、
違う世界があるということを知るだけでも楽になりますよー。

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