こんにちは。マレーシア滞在4年目の野本です。
今、息子は小学校最後の試験期間。
マレーシアでの小学校生活ももうすぐ終わりです。
当初は1−2年いたら日本に帰るつもりだったので、
まさか、マレーシアで小学校を卒業することになるとは、
来たときには想像していませんでした。
特にこの1年は特に楽しかったようで、
「1年が1か月くらいに感じた」そうです。
ちょっとインタビューしてみました。
ーーマレーシアの学校の何が楽しかった?
まず、授業がめちゃくちゃ楽しい。
教科書を使わず、工夫がたくさんで飽きない。
授業で発言の機会が多いので、子供達は自分をアピールできる。
どんな子も受け入れてもらえる安心感がある。
友人関係、教師との関係がうまく行っており、ピリピリしていない。
だから学級運営がうまく行くんじゃないかな。
ーー先生は日本とどう違う?
統率力があり、絶対に逆らえない先生が多い。
でも先生もストレスがなく、幸せそう。
子供も幸せで楽しいので、わざわざ逆らわない
余裕があって、生徒一人ひとりに気を配ってる。
先生はとにかく子供のいいことを褒める。
必死でいいところを見つけようとする感じ。
おそらく、先生が自分の人生と子供が好きなんだと思う。
質問しても「忙しいから後にして」ということがまずない。
ーー子供たちどうしのトラブルが起きにくいのはなぜ?
子供たちが幸せで楽しいのが一つ。
さらに休み時間というものがほとんどない。
ランチ休憩でも、先生がそこらじゅうにめっちゃうろついてる。
どこにもかしこにもいて、目を光らせてる。
先生だけじゃなく、お掃除の人とか中学生の先生とか、
警備員とか大人がそこらじゅうにいるし、防犯カメラもあるし、
下手な行動はできない。
行動できる範囲が狭いというのもあると思う。
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以上です。
確かに授業は楽しそうです。課題や宿題を見ていても、
「歴史上で最も多くの人を救った人は誰? そしてそれはなぜ?」
「キュビズムの手法で絵を描きなさい」
「アパルトヘイトはなぜ終わったのか? 理由を考えてください」
「校庭の大きさをいくつかのツールを使って測ってください」
など、考えさせられる問題がたくさん出てきて、
聞いてるだけで面白そう。
授業が超楽しければ、生徒たちもハッピーになり、
先生もハッピーになる。
そんな良い循環が起きているみたいですね。
この学校はもともとハンディキャップのある子を受け入れてたようで、
今でもいろんな子供たちがおり、道徳教育に力を入れています。
多様化すると、人は優しくなるのかな?
とにかく、わんぱくでわがままな外国人を受け入れてくれた
この学校には本当に感謝です。
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